医学部受験コラム MEDICAL COLUMN

親子関係

過酷な医学部受験・・・「子の勉強」に、親はどう関わるべきか?

2019.10.01

亀井 孝祥
医学部受験予備校メディカ代表

医学部受験を控える子を持つ方から「自身の仕事も忙しく、万全なケアをしてあげられない……」といった悩みが多く寄せられます。また受験生活のみならず、医師になったその後も心配という声も少なくありません。では限られた時間のなかで親にできる手助けとは、一体なんでしょうか?

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医学部の「入学定員数」拡大も、受験生を取り巻く環境は過酷

医学部受験の場合、浪人が当たり前の世界ですから、数年単位に及ぶ勉強生活を憂い落ち込んでしまう子が少なくありません。たとえば「医学部 挫折」と検索したことはありますか。検索窓の一覧にも出てきますから、思わずクリックした方もいるのではないでしょうか。

受験に失敗し、やむを得ずほかの道に進んだ人、10浪目に突入した息子の対応に悩む人……子と親、双方の立場からの悲痛な叫びが大量に出てきます。精神衛生上、良いものではありません。

しかし、医師という目標に手が届かず挫折してしまう子もいる一方で、高齢化が進み、医療従事者そのものの需要は年々高まっています。特に地方の医師不足は深刻化しており、開業医1人が村全体の健康を担っているという状態も散見されています。

事態を重く見た厚生労働省は2019年3月、「医療従事者の需給に関する検討会」を開催しました。同会では2030年に医師需要が最大化すること、そして医師の偏在対策のため、地域医療の充実を図ることが確認されました。

実際、医師の数も増加しています。厚生労働省が発表した「平成28年(2016年)医師・歯科医師・薬剤師調査の概況」によると、その数は男性だと前年度比1.7%、女性の場合は6.3%も増えているのです。また平成20年度以降、医学部の定員数も大幅に増員されています。

それでもなお、医学部合格の難しさは依然として変わらないまま。むしろ定員枠の拡大に伴い受験者数も増え、試験が難化しているとすら感じています。私立医学部の受験となると倍率は20~30倍、高いところでは80倍にも上ります。国公立でも10倍~20倍は、なんら珍しいことではありません。

人口10万対医師数の年次推移
[図表1]人口10万対医師数の年次推移(将来推計)
出所:平成30年2月9日 厚生労働省医政局 「医師偏在対策について」

医学部入学定員と地域枠の年次推
[図表2]医学部入学定員と地域枠の年次推移
出所:平成30年2月9日 厚生労働省医政局 「医師偏在対策について」
悲観的なことばかりを羅列したのは、このような状況のなかでも、医師を志す子どもたちの「覚悟」と「心意気」の素晴らしさをお伝えしたかったからです。彼らは将来、日本という国を背負っていきます。その責任の重さは並々ならぬものがあります。

そして医師という職業の社会的意義をしっかりと自覚したうえで、医学部に合格できるよう手助けするのが我々の役割です。

実際メディカ(medika)は、東大・東京理科大など、トップ校出身の講師が指導する独自のカリキュラムにより、高い進学実績を保ち続けています。2019年度は、北里大学、日本医科大学など、総勢54名が医学部受験に合格し、医師の卵としてメディカ(medika)を卒業しました。

生徒・親・予備校……受験は「三位一体」となって乗り越える

急激な時代の変化・勉強の多様化を鑑みると、昔とは「受験が様変わり」しているのは、もはや周知の事実です。

生徒・親・予備校。医学部受験は、三位一体になって行うものです。もちろん主体は生徒ですが、どこかが欠けてしまえば競争社会のなかで生き抜くことはできません。勉強の手助けは予備校の責任。勉強をするのは子どもたちの使命です。では親として、何をすべきなのでしょうか。

答えは「家族」という立場から、付かず離れず、受験生が合格するその瞬間までを見届けることです。というのも長年の経験を経て、ご家庭の温かい支援があるかないかによって、受験の結果が明らかに変わるということを、身に染みて感じているからです。

もちろん予備校も可能な限りのサポートをします。たとえばメディカ(medika)では、年2回にわたって父母面接を実施しています。

医学部受験の場合、科目ごとの得意・不得意に加えて浪人年数なども考慮し、対策を整える必要があります。その際重要になるのは、親だからこそわかる「子どもの精神面での強みと弱み」、そして予備校だからこそわかる「子どもの学習面での強みと弱み」を共有することです。年2回のうち、前期の面談では後期に向けての指導方針を、後期の面談では受験校の提案など、細部にわたって話していきます。

そのほか医学部受験に関する最新情報(オープンキャンパスや説明会の日程など)を事前にリサーチし、各ご家庭にお送りしています。また生徒の出欠情報もお伝えします。「最近落ち込んでいるようだけど、ちゃんと予備校に行っているのかな……。聞いてみるのも疑っているようでかわいそうだし……」という心配はいりません。万が一、生徒が出席していない場合は迅速に対応いたします。

これらの下支えをもとに、ご家庭では受験生とその家族が常にしっかり話し合い、現状の得意・不得意などを共有するというコミュニケーション上のケアを存分にして欲しいと思います。受験生は家族と状況を話し合うことによって、やるべきことを明確に整理できます。
また、親が自分を理解してくれ、応援してくれているという事実だけで受験生はモチベーションを維持・向上できるのです。なお、過干渉にはどうか気を付けてください。プレッシャーを力に変えられる生徒はごくわずかです。

接し方に困っている場合は、お気軽にメディカ(medika)へご相談ください。子どもの未来をともに支えていきましょう。

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