医学部受験コラム MEDICAL COLUMN

受験対策

もう浪人を決めた人へ!受験まであと1年、今からできることは何?

2020.02.29

亀井 孝祥
医学部受験予備校メディカ代表

多くの選択肢がある中で、あえて浪人の道を選んだ人。受験校すべてに落ちてしまい、浪人を選ばざるを得なかった人…受験生それぞれ、浪人する理由はさまざまです。早々に浪人を英断した皆さん、今から来年の受験に向けて準備をはじめましょう。

今回は、医学部受験を体験したからこそわかる苦手・弱点の見つけ方、実力を踏まえた志望校選びのポイント、勉強成果が上がる浪人生活の過ごし方、賢い予備校の選び方などを伝授します。新学期前に自分なりの学習スタイルをつくってしまえば、これから受験勉強をはじめるライバルたちに大きく差をつけることができますよ。

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受験失敗の原因を分析してみよう

なぜ自分が浪人することになったのか、受験になぜ失敗してしまったのかについて考えてみましょう。

まず、当時のメンタルについて思い出してください。試験中、極度に緊張して、頭の中が真っ白になっていませんでしたか? 模擬試験をたくさん受けて、張りつめた空気感に慣れる訓練を重ねていれば、本番で十二分に実力を発揮できるメンタルが鍛えられたかもしれません。

自身の勉強方法についても振り返りましょう。苦手科目の勉強は早めに切り上げて、得意科目ばかりに時間を費やしていませんでしたか? 苦手科目を遠ざけてばかりでは実力の向上は見込めません。

暗記するだけで安心していませんでしたか? 参考書を携えているだけで勉強したつもりになっていませんでしたか? 問題集を何冊も買って、一通り解いただけで満足していませんでしたか? 基礎学力というのは、単語や数字・数式の暗記、参考書の熟読、問題を繰り返し解くなどの様々な学習手段の組み合わせによって構築されます。「暗記だけ」、「参考書を読むだけ」では、広範囲・難解な試験問題を解く力は身に付きません。それらは学習の基本に過ぎないのであり、最終的には、多くの問題を何度も繰り返し解くことが重要なのです。とくに苦手科目の克服には「反復学習」がとても効果的です。

このように、今までの自分の学習状況を俯瞰することで、今後どのように受験勉強を続ければよいかが見えてきます。現役時代の受験勉強が自分の弱点を教えてくれたと考えれば、これまでの努力もムダではなかったと思えるでしょう。そしてこの現役時代の学習は、今後も基礎となって活かされ続けるのです。

現在のレベルを把握して、志望校を決めよう

今、自分がどのレベルにあるかを検証してみましょう。これは、「不合格」という現実をしっかり受け止め、これからの1年間の目標を定めていくために必要な作業です。

まず、現役時代の志望校について振り返ります。自分のレベルなら余裕で合格できたはずの医学部でしたか? それとも、ギリギリ合格ラインでしたか? 「余裕で合格」ラインなら、試験当日のメンタル・コンディションが敗因だったかもしれませんので、今まで通りの学習を続けて、次回合格を目指しましょう。

「ギリギリ合格」ラインなら、苦手科目の徹底的な克服はもちろんのこと、ランクを落として新たな志望校を選ぶという必要も生じるかもしれません。まずは、自分と志望校との距離を見極めることこそが、適切な学習計画を立てるための第一歩となるのです。

次に、第一志望の医学部を決める段階に入ります。浪人生の学力は伸びにくいといわれますが、それはケース・バイ・ケースであり、本人の努力次第でいかようにもなります。前回と同じ志望校にするか、偏差値が上、もしくは下の志望校に変更するのかを決定ます。

中には受験を登山に例えて、「前回の志望校を最低ラインとして、それ以下は考えずに頂上を目指す」という浪人生もいるようです。これはかなり努力が必要ですが、私としてはこのくらいの心意気でチャレンジしていただきたいと思います。この1年は特別に与えられたかけがえのない時間です。前回よりもより良い結果が出せるよう頑張りましょう。

1年間の学習スケジュールを決めよう

来年に向けた受験勉強に入る前に、月単位の学習スケジュールを立てましょう。

・2月~3月:敗因の調査
・4月~6月:苦手科目の発見と基礎の復習
・7月~9月:理科科目・社会科目の特訓
・10月~11月:過去問演習
・12月~1月:センター試験(2021年度以降は「大学入学共通テスト(新テスト)」)対策
・2月~3月:二次試験対策

以上は一般的な内容ですが、自分の苦手科目を考慮しながら、オリジナルのスケジュールを立ててみてください。たとえば、「前半は苦手科目にウェイトを置いて、得意科目は後半の過去問演習で仕上げるだけに留める」など。現役生とは違い、浪人生は基礎学習ができているので広範囲に勉強する必要はありません。この1年は苦手科目克服に徹してください。

ただし英語に関しては、学習の結果が現れるのに時間がかかるので、単語の知識を増やしていくのはもちろんですが、文法の理解に穴がないか、1年間を通して定期的に確認しましょう。

1日の学習時間は、午前中は9時から12時までの3時間、午後は13時から19時までの6時間、夜は20時から24時までの4時間の合計13時間程度にすれば、朝は7時ごろに起きて、夜は24時までに就寝できるので、寝不足にならず効率的に学習できます。

高校時代とは違い、浪人生は時間的に「自由」なため、毎日同じ生活リズムを保つことが難しくなります。なぜ自分にこの1年間が与えられたのか、その理由を噛みしめ、危機感を持って臨んでください。「まだ1年もある」と時間に甘えることなく、毎日同じ質・量の学習を続けることを心がけましょう。

苦手を克服するためにも「予備校」で学ぼう

自己流の勉強法で「宅浪」するという人もいるかもしれませんが、前回その方法で不合格になったことを考えれば、予備校に入学して第三者のアドバイスを受ける方が賢明でしょう。カリキュラムがしっかり組まれている、講義室の雰囲気が良い、勉強に集中できそうな自習室があるなど、事前に資料請求をしたり、校舎見学に出かけるなどして、自分に合いそうな予備校を選びましょう。

予備校へ通うことのメリットは、浪人生ならではの生活リズムの乱れを正せるところにもあります。自宅に独り篭って勉強していると、1日の時間の流れが把握しにくくなり、食事や就寝時間もタイミングもずれてしまいます。その結果、勉強効率の低下、引いては体調不良につながってしまうのです。

予備校へ通えば、一緒に講義を受ける友達がいて、自習室でも否応なしに人が動く気配が感じられるので、昼食の時間や、帰宅の時間などのタイミングに気づきやすくなります。規則正しい生活をするためにも、また、受験のプロから適切なアドバイスを受けるためにも、浪人生にはぜひ予備校を活用していただきたいと思います。

浪人生でも成績は伸ばせる

「浪人生は伸びしろがない」とよく言われますが、脇目を振らず、自分を信じて突き進めば成績は伸び、合格を勝ち取ることができます。そのためにはできるだけ早く自分の弱点を知ることと、その弱点を克服するための反復学習が必要です。手前味噌になりますが、実際メディカの生徒が、今年度の入試で偏差値を25以上伸ばし、見事医学部合格を果たしました。この貴重な1年間を充実したものにするため、ムリのない目標を設定し、第一志望合格を目指しましょう。

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