医学部受験コラム MEDICAL COLUMN

受験生の悩み どうしてもやる気がでません・・・予備校講師の返答は?

2019.10.01

亀井 孝祥
医学部受験予備校メディカ代表

長い長い受験期間。生徒の皆さんは、何度も心が折れそうになりますよね。しかし、悩みというのは、打ち明けたり、共有したりすると、少しは楽になるものです。メディカ(medika)内外問わず浪人生は多くの悩みを抱いています。メディカ(medika)では生徒のメンタル面をサポートしています。本コラムはご相談いただくなかでも、特に多いお悩みについてまとめています。受験生の心のケアに少しでもお役に立てください。

受験生の悩み① 多浪の先輩を見てしんどい気持ちになる

医学部合格者の内訳をみると、多くの大学で浪人生が半数以上を占めています。受験とは1年に1回しかチャンスがありません。「今年こそ合格できるだろうか」と悩むこともあるでしょう。同じ予備校に通う先輩は5浪もしくはそれ以上、なんてことも珍しくありません。お酒やSNSに逃げている姿をみれば、自分も勉強がとてもつらく、医師になれる自信を無くしてしまうこともあるのではないでしょうか。

勉強漬けの日々に必ず限界が来るというのは、長年医学部受験を専門としてきたからこそ、痛感します。

2浪すれば20歳を迎え、お酒やタバコも解禁されるなど、誘惑も増えます。先輩から勧められることもあるでしょうし、同級生がサークルで乾杯している写真を見て心が折れた……ということも、想像に難くありません。「なにくそ!」と思えるのならベストですが、受験生活のなかでは、そう簡単に感情を整理できないものです。

それに、誘惑に負け、勉強をサボったところで、「この時間もみんなは勉強しているんだ……抜かされたらどうしよう」と考えてしまいませんか? 医学部受験生は真面目な子が多いです。「逃げたい」と「追い抜かれたくない」というジレンマに悩む子は、何人も見てきました。

そんなときは、勉強しながらリフレッシュをするというのも、悩み解決の手段として検討してはいかがですか。なにも座学だけが勉強ではありません。普段の学習に飽きてしまったときは、医療従事者の生の声を聞きにいくというのも、立派な勉学になります。

たとえばメディカ(medika)には、「自己啓発型 体験学習」というサポートシステムがあります。座学のみならず、実際の医療現場を見に行く取り組みです。

特に大きな行事としては、AMDAベトナム研修が挙げられるでしょう。希望者のみですが、6泊7日の滞在期間を利用し、AMDA(特定非営利活動法人アムダ)が実施しているプロジェクトに参加します。医療現場を視察し、医療従事者との交流会や保健プロモーションを通して、現地の生活環境や医療環境を探ります。

「自己啓発型 体験学習」に参加した生徒の学力の伸びは、目を見張るものがあります。「非日常を体験できたこと」、そして「医療現場の実態がわかったこと」で、将来の医師像がはっきりと浮かぶのでしょう。

受験生の悩み② 勉強を継続していても、なかなか成績が上がらない

成績が上がらないと悩む生徒も多くいます。勉強内容の「見える化」など、やれることはやっているにも関わらず成績が上がらない。それには理由があります。

問題点を把握し、改善しようとする試みは素晴らしいです。しかし、学習計画や学力測定を個人で行っているのであれば、それは少し問題があるかもしれません。

自分で自分の力量を測るのは、実はかなり困難です。冷静に分析したつもりでも、「これだけがんばったんだから」という気持ちが勝ってしまい、無意識に問題点から目を逸らしてしまうということは、誰にでも起こり得ます。

受験対策で重要になるのは、勉強量以上に、「問題点を把握し、レベルに沿った学習をすること」です。そこでメディカ(medika)では、隔週で学習指導を行っています。その際、必ずノートチェックをすることで、どれだけの量をこなしたか、自習の方法に無駄はないか、レベルにあった学習をしているかなど、くまなく確かめます。

また、復習は絶対に必要です。何度も何度も教材を反復し、弱い部分を勉強しなおすことで、成績は確実に上がります。たとえば、メディカ(medika)で学習している生徒の、リピート演習・演習解説の量は、年間243時間にも及びます。「そんなにやる必要があるの?」と感じるかもしれませんが、効果があるからこそ実践している勉強方法です。

復習を重ねれば、必ず欠点はなくなります。地道にがんばっていきましょう。

受験生の悩み③ 親に言われて仕方なく医師を目指している

医学部受験生の中には、親が医師で仕方なく自分も医師を目指すという方が多くいます。しかし、どうしてもやる気を出せず、「やめたい」とも伝えられず、ダラダラ勉強を続けることは問題です。

やる気の度合いは、学力の伸びに直結するといっても過言ではありません。ですから、自ら医師を志す生徒と、「仕方なく」勉強している生徒は、簡単にわかります。

一般的に、自分の行った決定によって、悪い結果が生じてしまった場合、人には不快感が伴います。この不快感を減らすため、自分を正当化し始めるというのは、ごく普通のことです。

「医学部受験をする」と最後に決断したのは、自分ではないでしょうか。それが、つらい受験生活を過ごすうちに、「本当はこんなはずじゃなかったのに」という気持ちがムクムクと湧いてきたのでしょうか、どうでしょうか。……などと、回りくどく言うのはよくありませんね。

率直に言います。医師以外の道を心から望んでいるのなら、将来を今一度真剣に考えなおすべきです。

メディカ(medika)は医学部受験専門の予備校ですが、「受験合格だけ」を目的としているのではありません。生徒には「なぜ医師になりたいのか」「患者に人生を捧げられるのか」ということを繰り返し問いかけ、合格した先のビジョンを明確に意識させています。生半可な気持ちでできる職業ではないからです。

では、なぜ医師になりたいのか。相談者さんの答えは、「親に言われて仕方なく」ですよね。そして、「医師になるか」「諦めるか」という選択に、苦悩している。医師という遠い未来に対して、今の苦しみに見合う価値があるのか、疑問に感じていますね。

目の前に立ちはだかる受験勉強に圧倒され、将来の自分の姿が見えにくくなっている気がします。相談者さんに必要なのは、細分化されたビジョンではないでしょうか? この問題の解決策としては、医学部受験のプロや、受験生、OB・OGの生の声を聞くのが、最も効果的です。思考を整理するためにも、まずは多くの人の意見を聞いてみませんか。

講師として、今一度お伝えしたいのは、医師は本当に素晴らしい職業であるということです。

これまで多くの生徒が医師の卵として旅立ちました。合格した子の喜ぶ顔は、今も一人ひとりはっきりと思い出せます。彼らは、自身の社会的責任を自覚し、「多くの人を救うんだ」という使命感に燃え、卒業していきます。普通に暮らしている人には、一生たどり着けないような極地に至ったのだと、毎年実感しています。

もし、考えを整えていくなかで、「やっぱり医師を目指したい」という言葉を聞けたときは、もちろん講師一同、全力でサポートします。

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