医学部受験コラム MEDICAL COLUMN

予備校情報

「医学部受験」予備校選び!説明会で注視すべきポイントは? 

2020.02.29

亀井 孝祥
医学部受験予備校メディカ代表

まもなく、2021年入試を控える受験生に向けた「予備校説明会」がスタートします。すでにホームページ上で、日程発表や参加申し込み、資料請求を受け付けている予備校も多いですよね。多くの情報はネットでも得られますが、具体的な授業料や、先輩たちの合格方法(センター試験、一般入試、地域枠入試など)はよく調べてもわからないものです。

受験生にとっては、未公開の情報のほうが重要です。本当に知りたいことを聞き出すためにも、説明会や個別相談会にはどんどん参加しましょう。できるだけ多くの予備校説明会に参加し、自分に合った1校を選ぶことが、合格への近道となります。

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医学部合格のための予備校選び…選ぶ基準は何?

多くの予備校では、毎年入試の終わる2月ごろより生徒募集がはじまり、早いところでは3月から新年度のカリキュラムがスタートします。この波に乗り遅れないよう、基本情報の収集から取りかかりましょう。

まずは、先輩たちの口コミや、ネットのまとめサイトで評判を見て、自分に合っていそうな予備校を複数ピックアップします。次に、気になった予備校のホームページから、所在地・規模・学習スタイル・講師の顔ぶれなどを確認します。毎日通っても苦にならないか、勉強に集中できそうかなどを感覚的に判断し、資料請求します。資料だけでは読み取れない情報については、説明会や体験会に参加して確認しましょう。

説明会で確認すべきこと

自分の目標や感性にあった予備校でなければ、学習の成果は上がらず、合否にも大きく影響してしまいます。貴重な時間とお金を費やすのですから、とことん調べて決めましょう。

●学習施設の状態

説明会が予備校の校舎内で行われるケースでは、講義室の広さはどのくらいか、自分の固定席が持てる自習室か、休憩室はあるかなど、学習施設の状態をしっかりと確認しておきましょう。また全寮制予備校の場合は、寄宿舎や食堂の様子を把握することも大切です。

●校内の雰囲気

講師と生徒の関係は良好か? 穏やかか? それとは逆に、厳しく緊張した雰囲気か? 自分の学力向上に適した環境かどうかを確認しましょう。

●教育方針や指導理念

各校で大きく異なりますので、自分が共感できる内容かどうかを吟味しましょう。

●特徴や強み

「独自のカリキュラムやオリジナル教材がある」「講師やチューターの得意分野が際立っている」など、予備校ならではの教育スタイルが、自分に合っているかどうかを確認しましょう。講師がプロか大学生のアルバイトかという点も知っておきたいものです。

●授業料の体系

1年分の授業料を一括で払う予備校が多いですが、なかには毎月支払う月謝制の場合もあります。また、基本授業料のほかに、夏期・冬季講習費用や合宿費用、直前講習費用も別途徴収されるので、それらを含めた年間の費用総額がいくらになるのかを聞きましょう。

●1クラスの人数

大手予備校では1クラス100人以上のところもあります。一方、少人数指導型の医学部専門予備校は、1クラス10人程度です。大勢で競い合うように学習するか、少人数クラスできめ細やかな指導を受けたいか、自分が取り組みやすい学習スタイルを選びましょう。

●授業についての質問

少人数クラスではその都度質問できるかもしれませんが、大手予備校の場合は大人数なので、授業後にしか聞けないこともあります。個人的に聞きたい質問に対し、どのように受け答えしてくれるのかを確認しましょう。

●個別の指導・指摘、個別学習計画の策定

大手予備校の場合、個別指導をどの程度対応してくれるのか確認が必要です。

●進路指導

各受験生の特性を踏まえた受験校の絞り込みや、各大学に対応した勉強の進め方などについて、相談に乗ってくれるのかを確認しましょう。

実は盛っている?過剰な実績情報に気を付けて

説明会などで得られる生の情報も貴重ですが、過去の実績を示す各種データも気になるところです。資料やホームページで紹介されている合格実績は、予備校側が内部資料をもとに発表しているもので、整合性があるかどうかはわかりません。

合格実績データの公表の仕方は予備校によってさまざまで、主な例としては、合格した人数を表す「合格者数」や「合格率」、実際に医学部に入学した「進学者数」や「進学率」などが挙げられます。すべてを公表している予備校もあれば、一部のみの予備校もあります。どのデータを公表するかは「いかに実績の高い予備校であることをアピールできるか」で判断されており、公表された数字には、ちょっとした「カラクリ」が隠されていることもあるので、注意が必要です。その「カラクリ」をいくつかご紹介します。

●合格者数

一次試験のみの合格者数を大きく表示している予備校があります。しかし、実際には二次試験に受からないと入学できませんから、これは良心的なデータの出し方とはいえません。

また、「A大学合格者2名、B大学合格者2名の合格者総数4名」のような形で公表している場合に注視したいのは、合格者の重複です。実は、このA、Bの大学に合格した「2名」はそれぞれ同一受験生であり、「実際の合格者は2名」でありながらも、「合格者総数4名」と公表しているのです。

ときには、夏期・冬期講習会しか参加していない優秀な受験生の合格データを含めているケースも。

●合格率

基本的には合格者数と同様に数字のカラクリが見受けられます。母数を少なくして合格割合を高くしたいため、合格率の算出には、夏期・冬期講習会参加者は含んでおらず、さらには上位クラス限定の数字である可能性もあります。

●進学率

合格率同様、上位クラスの受験生に限定された数字である可能性があります。

●進学者数

とくに疑うべきカラクリはなく、進学者数を公表している予備校はむしろ信頼できます。

合格実績データについては、「誠実な数字を出していこう」という動きが少しずつ見えはじめています。過去の実績も気になりますが、これから入学する受験生に対してしっかりサポートしてくれる予備校なのか、講師の考え方や授業内容はどうなのかなど、自分自身で感じ取れる生の情報に重点を置き、数字のカラクリに惑わされないようにしましょう。

個別相談会はリアルな情報を得るチャンス

個別相談会では、「自分が志望する医学部へのサポートを得意としているのか」「今の自分の偏差値でも志望校に合格できるか、その指導をお願いできるのか」という質問を投げかけてみてください。これらは資料やホームページからは読み取れないものですから、貴重な機会にしっかり聞き取りましょう。

説明会や相談会には、筆記用具、ノート、模試成績表を持参しましょう。そして、できれば親子一緒に参加したほうがよいでしょう。そろって参加することで、受験への意気込みが伝わり、予備校担当者も真摯に対応してくれるはずです。

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